学ぶ/地域で学ぶ
地域で学ぶ
哲学は世界各地で独自に発展してきました。論理と理性を重視する西洋、調和と悟りを追求する東洋、そして両方の伝統を受け入れながら独自の思想を育んだ日本。地域ごとの哲学者たちを見てみましょう。
西洋哲学
古代ギリシアのソクラテスに始まり、中世のスコラ哲学、近代の合理論・経験論を経て、現代の分析哲学やポストモダンに至るまで。理性と論理を重視し、体系的に世界を理解しようとする哲学の伝統です。
ソクラテス
「無知の知」を説いた対話の哲学者
カント
義務論と批判哲学の大成者
プラトン
イデア論を唱えた西洋哲学の祖
アリストテレス
万学の祖、徳と中庸の哲学者
デカルト
「我思う、ゆえに我あり」の近代哲学の父
ニーチェ
「神は死んだ」と宣言した超人の哲学者
マルクス
資本主義批判と唯物史観の思想家
ルソー
社会契約と自然人の啓蒙思想家
ホッブズ
リヴァイアサンの社会契約論者
モンテスキュー
三権分立を説いた法の精神の哲学者
アインシュタイン
相対性理論で時空の概念を革新した20世紀最大の科学者
ダーウィン
進化論を提唱し生物学の基盤を築いた博物学者
ニュートン
万有引力の法則を発見した近代科学の父
ガリレオ
近代科学の方法を確立した実験物理学の父
ナポレオン
フランス革命の理念を武力で広めた軍事的天才
シェイクスピア
人間のあらゆる感情を描き出した英文学最大の劇作家
フロイト
精神分析の創始者、無意識の発見者
コペルニクス
地動説を唱え宇宙観を根底から覆した天文学者
ヴィクトル・ユーゴー
『レ・ミゼラブル』で人間の尊厳を謳ったフランス文学の巨星
ベンサム
功利主義の創始者、最大多数の最大幸福
ミル
質的功利主義と自由論の提唱者
レーニン
ロシア革命を指導した共産主義の実践者
タレス
「万物の根源は水」と説いた西洋哲学の始祖
キルケゴール
実存主義の先駆者、主体的真理の哲学者
サルトル
「実存は本質に先立つ」自由と責任の哲学者
アーレント
「悪の凡庸さ」を論じた政治哲学者
ハイデガー
「存在」の意味を問い直した現象学者
アウグスティヌス
恩寵と告白の教父哲学者
トマス・アクィナス
信仰と理性の調和を説いたスコラ哲学の大成者
スピノザ
神即自然を説いた汎神論の哲学者
ライプニッツ
モナド論と最善世界説の万能の天才
ロック
経験論と社会契約説の近代自由主義の父
ヒューム
因果律を懐疑した経験論の完成者
ヘーゲル
弁証法と絶対精神の観念論的体系哲学者
ショーペンハウアー
意志と表象の世界を説いた悲観主義の哲学者
ヴォルテール
寛容と理性を説いた啓蒙主義の旗手
アダム・スミス
「見えざる手」を説いた経済学と道徳の哲学者
チャーチル
第二次大戦を勝利に導いた不屈の指導者
ケインズ
マクロ経済学の父、有効需要の理論を確立
ルター
宗教改革を起こしプロテスタントの礎を築いた神学者
カルヴァン
予定説を唱えた宗教改革の神学者
ドストエフスキー
人間の魂の深淵を描いたロシア文学の巨匠
トルストイ
非暴力と道徳的生を追求したロシア文学の巨人
ゲーテ
ドイツ文学の最高峰、普遍的知性の体現者
カフカ
不条理と疎外を描いた20世紀文学の異端児
パスカル
数学・物理学と信仰の間を生きた天才的思索家
ビスマルク
鉄血宰相、ドイツ統一を実現した現実政治の巨人
ジョージ・オーウェル
全体主義を告発したディストピア文学の旗手
プロタゴラス
「人間は万物の尺度」と説いたソフィストの代表者
トマス・モア
理想社会『ユートピア』を構想したルネサンスの人文主義者
エラスムス
『愚神礼讃』で知られる北方ルネサンスの知の巨人
ベーコン
「知は力なり」と説いた経験論の先駆者
ディドロ
『百科全書』を編纂した啓蒙思想の推進者
エンゲルス
マルクスの盟友、科学的社会主義の共同創始者
マズロー
欲求段階説を提唱した人間性心理学の創始者
エリクソン
アイデンティティ概念を確立した発達心理学者
ダンテ
『神曲』で中世の宇宙観を集大成したイタリア文学の父
ホメロス
『イリアス』『オデュッセイア』を詠んだ西洋文学の始祖
パウロ
キリスト教を世界宗教へと導いた使徒
グロティウス
近代国際法の父、自然法に基づく戦争と平和の理論家
エピクロス
快楽主義の創始者、心の平穏を追求
ロールズ
正義論と「無知のヴェール」の政治哲学者
ボーヴォワール
「人は女に生まれるのではない」フェミニズムの先駆者
デモクリトス
原子論を提唱した「笑う哲学者」
ピタゴラス
数と調和の哲学を説いた数学者・神秘家
マルクス・アウレリウス
哲人皇帝、ストア派の実践者
ウィトゲンシュタイン
言語の限界を探究した二つの哲学の巨人
ラッセル
論理主義と平和運動の分析哲学者
フッサール
「事象そのものへ」の現象学の創始者
メルロ=ポンティ
身体と知覚の現象学者
カミュ
不条理と反抗の哲学者・文学者
フーコー
権力と知の関係を暴いたポスト構造主義者
デリダ
脱構築の哲学者、西洋形而上学の批判者
ハーバーマス
コミュニケーション的合理性の社会哲学者
ポパー
反証可能性と開かれた社会の科学哲学者
マキャヴェッリ
現実主義政治哲学の祖、『君主論』の著者
シュンペーター
「創造的破壊」を提唱したイノベーション論の祖
ヘルマン・ヘッセ
東西思想の融合を追求したドイツの詩人・作家
オスカー・ワイルド
耽美主義を貫いた才気煥発の劇作家・詩人
チューリング
コンピュータ科学の父、暗号解読の英雄
サン=テグジュペリ
『星の王子さま』の著者、飛行士にして詩人
ホーキング
ブラックホールの理論で宇宙の謎に挑んだ現代物理学の巨星
マックス・ヴェーバー
社会科学の方法論を確立した「理解社会学」の父
ユング
集合的無意識と元型理論を提唱した分析心理学の創始者
アドラー
個人心理学の創始者、「嫌われる勇気」の源泉
フランクル
ロゴセラピーの創始者、強制収容所を生き抜いた「意味」の心理学者
セネカ
ストア哲学を実践しネロの師として生きた古代ローマの賢者
モンテーニュ
『エセー』で自己と人間の本性を探究した懐疑主義の文人
ベルクソン
「持続」と「直観」を説いた生の哲学者
ヤスパース
限界状況と交わりを説いた実存哲学の巨匠
フロム
『愛するということ』で人間の自由と愛を探究した社会心理学者
アナクシマンドロス
「アペイロン(無限定なもの)」を万物の根源と説いたミレトス派の哲学者
リカード
比較優位説を確立した古典派経済学の巨匠
レヴィ=ストロース
構造主義人類学で「未開」と「文明」の二項対立を覆した思想家
マイケル・サンデル
「これからの正義の話をしよう」で知られるコミュニタリアンの哲学者
フォイエルバッハ
宗教を人間の本質の投影として批判した唯物論者
ラカン
言語と構造で精神分析を刷新した現代思想家
トクヴィル
民主主義の光と影を分析したフランスの政治思想家
マルクーゼ
「一次元的人間」を批判した新左翼の理論的支柱
パルメニデス
「存在は一にして不変」と説いた存在論の祖
ヘラクレイトス
万物流転を説いた「暗い哲学者」
ゼノン
ストア哲学の創始者、自然に従う生き方
ディオゲネス
樽に住んだキュニコス派の奇人哲学者
オッカム
「オッカムの剃刀」で知られる唯名論者
ボエティウス
獄中で哲学の慰めを説いた最後のローマ人
アンセルムス
神の存在の存在論的証明を提唱したスコラ哲学者
フィヒテ
自我の哲学を展開したドイツ観念論の先駆者
レヴィナス
「他者の顔」から倫理を説いた哲学者
ドゥルーズ
差異と生成の哲学者、リゾームの思想家
ガダマー
哲学的解釈学の大成者
ジジェク
ラカンとマルクスを結合する現代の哲学芸人
シモーヌ・ヴェイユ
労働と神秘体験の思想家
アンスコム
行為論と現代徳倫理学の復興者
ハンス・ヨナス
責任原理と技術倫理の哲学者
ハイエク
自由市場と自生的秩序を擁護した経済学者
ピケティ
格差の構造を実証的に解明した経済学者
ゴルギアス
「何もない、知ることもできない、伝えることもできない」と説いたソフィストの雄弁家
バークリー
「存在するとは知覚されること」を唱えた主観的観念論の哲学者
エピクテトス
元奴隷からストア哲学の大成者となった実践の賢者
ブーバー
「我と汝」の対話哲学を提唱したユダヤの思想家
リクール
物語的自己同一性と解釈学を展開したフランスの哲学者
ボードリヤール
シミュラークルとハイパーリアリティで消費社会を批判した思想家
アナクシメネス
「万物の根源は空気」と説き、凝縮・希薄化による変化論を唱えたミレトス派の哲学者
プロティノス
新プラトン主義の創始者、一者からの流出を説いた神秘思想家
シェリング
自然哲学と同一哲学を展開したドイツ観念論の革新者
コント
実証主義と社会学を創始した思想家
スペンサー
社会進化論を唱え「適者生存」を広めた思想家
ソシュール
近代言語学の父、構造主義の源流
アドルノ
文化産業を批判したフランクフルト学派の中心人物
ベンヤミン
複製技術時代の芸術論で知られる異色の批評家・思想家
ロラン・バルト
「作者の死」を宣言した記号論・文学批評の革新者
アイザイア・バーリン
「二つの自由」で消極的自由と積極的自由を区別した政治思想家
フレーゲ
現代論理学と分析哲学の礎を築いた数学者・哲学者
スキナー
オペラント条件づけを確立した行動主義心理学の大家
ピアジェ
認知発達理論を確立した発達心理学の巨人
ホルクハイマー
批判理論を確立したフランクフルト学派の創設者
ピュロン
古代懐疑主義(ピュロン主義)の創始者。判断保留(エポケー)によって心の平静を得ることを説いた。
マイスター・エックハルト
「離脱」と「魂の根底」を説いた中世ドイツ神秘主義の巨匠
東洋哲学
中国では孔子の儒教、老子の道教が社会と自然の調和を説き、インドではブッダが苦からの解放を追求しました。西洋とは異なるアプローチで、人間と世界の関わり方を深く考えてきた思想の伝統です。
孔子
仁と礼を説いた儒教の祖
老子
無為自然を説いた道家の祖
ブッダ
四諦と八正道を説いた仏教の開祖
ガンディー
非暴力と真理追求のインド独立の父
毛沢東
中華人民共和国の建国者、農民革命の理論家
荀子
性悪説を唱えた儒教のリアリスト
墨子
兼愛と非攻を説いた墨家の祖
荘子
万物斉同と自由を追求した道家の思想家
孟子
性善説を唱えた儒教の亜聖
韓非子
法治主義を体系化した法家の集大成者
孫文
中華民国の建国の父、三民主義の提唱者
孫子
『孫子の兵法』を著した戦略思想の祖
王陽明
「知行合一」を説いた陽明学の祖
朱子
理気二元論を説いた朱子学の大成者
アマルティア・セン
ケイパビリティと自由の経済哲学者
ダライ・ラマ
チベット仏教の最高指導者、慈悲と非暴力の実践者
龍樹
空の哲学を体系化した大乗仏教の論師
タゴール
詩と普遍的人間性を追求したインドの詩聖
シャンカラ
不二一元論を説いたインド哲学最大の哲人
日本の哲学
仏教、儒学、神道を受容しながら、独自の思想を育んできました。空海や道元の仏教思想、本居宣長の国学、西田幾多郎の京都学派まで、日本ならではの知の系譜をたどります。
福澤諭吉
「学問のすゝめ」の近代日本の啓蒙思想家
太宰治
自己破壊と人間の弱さを描いた無頼派の旗手
夏目漱石
近代日本文学の父、個人主義と文明批評の文豪
芥川龍之介
知性と美意識が結晶した大正文学の鬼才
宮沢賢治
宇宙的想像力と慈愛に満ちた詩人・童話作家
聖徳太子
十七条憲法を制定し和の精神で日本の国家理念を築いた摂政
吉田松陰
松下村塾で維新の志士を育てた幕末の思想家
空海
真言密教を開いた日本仏教の巨人
道元
只管打坐を説いた曹洞宗の開祖
親鸞
悪人正機説を唱えた浄土真宗の開祖
日蓮
法華経至上主義を唱えた闘争の僧
西田幾多郎
「純粋経験」と「絶対無」の京都学派の創始者
三島由紀夫
美と行動の一致を追求した日本文学の鬼才
新渡戸稲造
『武士道』を英語で著し日本の精神文化を世界に紹介した国際人
最澄
天台宗を開き日本仏教の母山・比叡山を築いた高僧
法然
専修念仏を説き浄土宗を開いた鎌倉仏教の先駆者
一遍
踊念仏で民衆に救いを説いた時宗の開祖
本居宣長
「もののあはれ」を見出した国学の大成者
荻生徂徠
古文辞学を唱え儒学を政治の学として再構築した江戸の大儒
伊藤仁斎
『論語』を最上至極の書とした古義学の創始者
中江藤樹
「近江聖人」と慕われた日本陽明学の祖
栄西
日本に臨済宗と茶を伝えた禅僧
和辻哲郎
「間柄」の倫理学を展開した日本の哲学者
丸山眞男
日本政治思想史の巨人、戦後民主主義の理論家
千利休
侘び茶を大成し日本美学の精神性を確立した茶聖
西周
「哲学」の訳語を作った日本近代思想の開拓者
岡倉天心
「アジアは一つ」と説き東洋美術を世界に伝えた思想家
鈴木大拙
禅を世界に広めた仏教思想家
賀茂真淵
『万葉集』研究で国学の道を拓いた学者
中江兆民
「東洋のルソー」と呼ばれた自由民権思想家
内村鑑三
無教会主義を唱えた日本的キリスト教の思想家
柄谷行人
「トランスクリティーク」と「交換様式論」で知られる国際的思想家
西谷啓治
「空」とニヒリズムに取り組んだ京都学派の哲学者
三木清
構想力の哲学を展開した京都学派の哲学者
九鬼周造
『「いき」の構造』で日本美学を哲学的に分析した思想家
田辺元
「種の論理」と「懺悔道としての哲学」を説いた京都学派の哲学者
吉本隆明
「共同幻想論」で知られる戦後日本最大の思想家