聖
『聖書』
せいしょ
作者多数·古代
旧約39巻・新約27巻から成るユダヤ・キリスト教の根本聖典
宗教
この著作について
紀元前1000年頃から紀元1世紀にかけて書き継がれ編集された、ユダヤ教・キリスト教の根本聖典。全体は旧約聖書(ヘブライ語原典39巻)と新約聖書(ギリシア語原典27巻)から成り、西洋文明の倫理・法・文学・芸術のほぼ全ての源泉となった、人類史上最も広範に読まれてきた書物である。
【内容】
旧約は『創世記』の天地創造から始まり、アブラハム、モーセ、ダビデ、ソロモンらの物語、預言者たちの警告と慰め、詩篇・箴言などの智慧文学を含む。新約は四福音書によるイエス・キリストの生涯と教え、使徒言行録、パウロ書簡群、そして黙示録で完結する。異なる時代の諸文書が「神の救済の物語」として一つの全体に編み込まれている。
【影響と意義】
アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ルター、カルヴァン、パスカル、キェルケゴールら西洋思想家すべてが本書との対話を通じて思索した。文学的にはシェイクスピア、ドストエフスキー、トルストイ、T・S・エリオット、遠藤周作に至るまで、不可欠の背景を形成する。
【なぜ今読むか】
西洋思想・文学・美術・音楽のすべての基盤であり、読まずに欧米文化を理解することは不可能。