事務所のドアが、控えめにノックされた。
入ってきたのは、白髪の老人だった。フィロソフィー街の長老格。哲学者ではないが、街の調停役として知られている人物だった。
「カワウソさん、お願いがあります」
老人は深く腰を折った。
「アカデミーの若者たちが、皆自分が何を信じてよいか分からないと、泣いています。何が真理かも、何が善かも、何が美かも。答えが複数同時に正しいようになってしまった」
「真理が、複数同時に存在している」
「アカデミーの講義では、賛成と反対が、両方とも正しいと判定されます。研究は止まりました。若者たちの心が解体されているのです」
「心当たりは」
「真理を扱う哲学者たちが、皆怪しい。問答を仕掛けるソクラテス、対話篇を書いたプラトン、方法的懐疑のデカルト、経験論のヒューム、帰納法のベーコン。誰かが、自分の方法を過剰に使っている。だが、私たちには、誰なのか分からないのです」
「動機は」
「分かりません。ですが、誰かが街の真理基盤を揺さぶり続けているのは事実です。このままでは、アカデミーが崩壊します」
カワウソはバッジを正した。
「引き受けます」
老人が事務所を出ていった後、カワウソはメモ帳を取り出した。真理を扱う哲学者は、街に何人もいる。だが、いま街中に最も影響力を持っているのは、この5人だ。
容疑者
- ソクラテス(問答で真理を解体する)
- プラトン(アカデミーの主、対話篇を書いた)
- デカルト(方法的懐疑で全てを疑った)
- ヒューム(経験論、因果関係を懐疑した)
- ベーコン(帰納法、知識を再構築する側)
「順番に、話を聞こう」
カワウソは事務所を出た。アカデミーの方角から、若者の困惑した声が、風に乗って流れてきた。
ソクラテスの広場
ソクラテスはいつもの広場で、若者を問答攻めにしていた。
ソクラテス
「君、君、ちょっといいかね。正義とは何だと思う?」
若者は何かを答え、また問い返され、別の若者と入れ替わっていた。
「ソクラテス先生」
「おお、カワウソ君か。ちょうどいい。君は正義とは何だと思う?」
「すみません、今日は別件で」
「皆、別件、別件と言う。今ここを生きている者は少ない」
ソクラテスは肩をすくめた。
「依頼が来ています。アカデミーの若者たちが、何を信じてよいか分からないと泣いていまして」
「結構なことだ」
「結構、ですか」
「絶対の真理を信じている若者は、いつかは痛い目を見る。早めに揺らいだ方が、ずっといい」
ソクラテスは穏やかに笑った。
「アリバイをお聞きしてもよろしいですか」
「広場にいた。朝から、こうやって若者を捕まえて問答している」
「動機はお有りですか」
「動機とは、結果から逆算するものかね、それとも意図を探るものかね」
カワウソは答えに詰まった。
「いえ、その……」
「君が答えたい方で答えよう」
ソクラテスはまた若者の方へ向き直った。
「では、君は、美とは何だと思う?」
カワウソは、その背中に向けて頭を下げた。
「ご協力、ありがとうございました」
「カワウソ君、最後に一つ。私を疑え。疑うことは、知の始まりだ」
ソクラテス:広場で問答中。アリバイなし。動機問いに「問うのが好き、本性か」と返す。
プラトンのアカデミー
プラトンは、アカデミーの図書室にいた。本棚に囲まれて、何かを書きつけている。
プラトン
「プラトン先生」
「ああ、カワウソ君。来ると思っていた」
プラトンは羽ペンを置き、机の上の書物の山を示した。何巻もの対話篇が積まれている。
「アカデミーの主として、街の事件は私の責任でもある」
「先生のお名前が、容疑として挙がっています」
「私かもしれぬ」
プラトンは即答した。カワウソは目を見開いた。
「私は、師であるソクラテスの問答を、書物にした。彼は何も書かない男だから、私が書いた。だが、書物は若者たちの手元に届く。彼らが私の対話篇を読むと、ソクラテスの問答が百人の問答になって彼らに襲いかかる」
「先生ご自身の哲学はどう絡みますか」
「私はイデア論を立てた。真理はイデア界にある。現実の世界は、その影に過ぎない。だから、現実の真理が複数あるように見えても、それはイデアの一面が現れているだけだ。理論的には、矛盾しない」
プラトンは深刻な顔だった。
「だが、若者たちは、現実の影しか見ていない。イデア界に登れば、真理は一つだと分かる。だが、登る道を、私はまだ書ききれていない。彼らに必要なのは、イデアへの上昇だ」
カワウソはメモを取った。
「動機は」
「ない。私はただ、書きたいから書いている。書物化が結果として街を揺さぶっているのなら、それは手段の問題であって、意図ではない」
帰り道、カワウソは考えた。プラトン先生は加担を認めた。だが、書物を書くこと自体は罪ではない。書物が問題を起こしているなら、書物を読む側、あるいは書かれた中身そのものに、別の原因があるはずだ。
プラトン:イデア論で真理の複数性を「理論的には矛盾しない」と擁護。対話篇を書いたことで加担の可能性。動機なし、書きたいから書いた。
デカルトの暖炉
デカルトは、自分の家の暖炉の前で、毛布に包まって座っていた。火を見つめ、何かを考えている。室内は静かで、思考だけが満ちている。
デカルト
「デカルト先生」
「カワウソ君か。座りたまえ」
カワウソは隣の椅子に座った。火が暖かい。デカルトは目を閉じている。
「先生、考え事ですか」
「いつものことだ。私は思考することが仕事だ」
デカルトは目を開けた。
「私は方法的懐疑を行った。疑える限り疑い、最後に疑えないものを真理とした。我思う、ゆえに我在り。これだけは、疑い得ない」
「全てを疑った後で、確実な土台に到達する、と」
「そうだ。私の懐疑には到達点がある。土台がなければ、家は建たない。哲学も同じだ」
「街の事件についてはどうお考えですか」
「興味はない」
デカルトは即答した。
「私は、自分の哲学体系を完結させたい。街がどうなろうと、私の理性はここにある」
「先生は、ご自分が犯人ではないと言えますか」
「私は疑うだけだ。揺さぶった後に、確実なものに戻る。揺さぶったまま放置するような無責任なことはしない」
デカルトは火を見つめた。
「私の懐疑は、家を建てるための地ならしだ。地ならしだけして家を建てない者がいたら、それは別の話だ」
カワウソはペンを止めた。地ならしだけして家を建てない者。デカルト先生は誰かを名指しした訳ではない。だが、街には今、土台を失った若者たちがいる。揺さぶりの後に土台が来ないなら、それは確かに無責任だ。
「ありがとうございました」
「カワウソ君、最後に一つ。我思う、ゆえに我在り。君自身の存在は疑い得ない。それを土台にしたまえ」
デカルト:自分の体系に集中、街への関心なし。「揺さぶった後に確実なものに戻らねば無責任」と一般論として語る。
ヒュームの書斎
ヒュームは、海の見える書斎で、椅子に深く腰掛けていた。手にはお茶のカップ。
ヒューム
「ヒューム先生」
「ようこそ。お茶でも」
「ありがとうございます」
ヒュームはお茶を淹れてくれた。落ち着いた所作。窓越しに、海が見える。
「街の事件、ご存じですよね」
「もちろん」
「失礼を承知でお伺いしますが、先生のご関与は」
ヒュームは少し笑った。
「私は経験論者だ。因果関係も、人間の習慣に過ぎないと論じた。原因と結果は、繰り返し観察されることで、心の中で結びつくだけだ。実在する繋がりではない」
「では、真理が複数あることは」
「自然なことだ。経験は人によって違う。一つの真理を全員に押し付ける方が、むしろ不自然だ」
「先生は、街の混乱を肯定されますか」
「肯定するというより、観察結果だ。世界は複数の経験から成る。一つの絶対真理を求める方が、人間の哲学的傲慢だ。今、若者たちはその傲慢から自由になりつつある。良いことかもしれぬ」
「彼らは混乱して泣いていますが」
「混乱は、真理が一つだと信じていた者が、それを失った時の反応だ。やがて慣れる」
ヒュームはお茶を一口飲んだ。
「動機は、ない。私は穏やかに、自分の哲学を書く。街の混乱には、関心がない」
「先生は、誰かが街を揺さぶっていると思いますか」
「揺さぶりは、誰の責任でもない。経験そのものが、揺れているのだ」
帰り道、カワウソは違和感を覚えた。ヒューム先生は、街の混乱を自然な経験のばらつきとして片付けた。だが、街では一斉に真理が複数化している。それは「経験が違う」のではなく、何かが意図的に真理を解体している兆候のように思えた。ヒューム先生は、関心がないのか、それとも気づきたくないのか。
ヒューム:経験論的に「真理の複数性は自然なこと」と肯定。動機なし、関心なし。だが街全体の一斉現象を「経験のばらつき」で片付けるのは違和感。
ベーコンの実験室
ベーコンは、街外れの実験室にいた。机の上には、観察記録のノートと、奇妙な装置がいくつも並んでいた。
ベーコン
「ベーコン先生」
「カワウソ君、来たか。手伝ってくれ。この記録の整理を」
「すみません、調査で来ました」
「ふむ、では手短に」
ベーコンはノートを置いた。
「街の真理混乱、ご存じですか」
「観察している。興味深い現象だ」
「ひとつだけ確認させてください。事件への関与は」
「私ではない」
ベーコンは即答した。
「私は知は力なりを掲げる。知識は積み上げるものだ。観察して、帰納して、構築する。私は実験で忙しい。誰かを揺さぶっている暇はない」
「自分の哲学に専念されているのですね」
「そうだ。私は焼け野原の上で実験する。古い知が一度崩れた焼け野原でこそ、新しい知が生まれる。役割分担だ」
「焼け野原、というのは」
「世界には、揺さぶる者と、再構築する者がいる。揺さぶりが必要なのは認める。だが」
ベーコンはふと顔を上げ、ノートに目を戻したまま、ぽつりと言った。
「揺さぶりだけで終わるなら、それは破壊にすぎない」
カワウソはペンを止めた。
ベーコンはそれ以上は言わなかった。実験道具を手に取り、何かの計測を始めた。
帰り道、カワウソはベーコン先生の独り言を反芻した。揺さぶりだけで終わるなら破壊。誰が、揺さぶりだけで終わっているのか。デカルト先生も「揺さぶった後の確実な土台」を持っている。プラトン先生は対話篇を書いて形を残している。ヒューム先生は静かに自分の哲学を書いている。ベーコン先生自身は実験して再構築している。
揺さぶりだけで終わっているのは、誰だろう。
ベーコン:自分の実験に専念。「揺さぶりだけで終わるなら、それは破壊にすぎない」と独り言。
事務所のデスクにて
夕方、カワウソは事務所に戻った。メモ帳を広げる。五人の証言を、訪問順に並べる。
ソクラテス:広場で問答中。アリバイなし。「答えは問われた者が産む」「無知の知」「産婆術」を語る。
プラトン:書物化の加担を認める。だが動機はない、書きたいから書いた。
デカルト:自分の体系に集中、街への関心なし。「揺さぶった後に確実なものに戻らねば無責任」。
ヒューム:経験論的に肯定、関心なし。一斉現象を「経験のばらつき」と片付ける違和感。
ベーコン:自分の実験に専念。「揺さぶりだけで終わるなら、それは破壊」と独り言。
カワウソはペンを止めた。
五人の哲学を並べてみる。プラトン先生は、書物という形を残す。デカルト先生は、揺さぶった後に確実な土台に戻ってくる。ヒューム先生は、自分の哲学を穏やかに書いている。ベーコン先生は、焼け野原の上で実験して再構築している。
ベーコン先生の独り言が、頭に響いた。
揺さぶりだけで終わるなら、それは破壊にすぎない。
揺さぶりだけで終わっているのは、誰だろう。
カワウソはペンを止めた。
ソクラテス先生だ。問答で答えを解体した後、何も残さない。本人は「答えは問われた者自身が産む」と言う。だが、産むためには素材がいる。土台がいる。先生の問答は、その素材を解体することはできても、産婆することはできていない。
しかも、先生は自分の問答が結果として何を生んでいるか、確認していない。本人は「自分は問うているだけ」と言う。だが、問答は街全体に広がっている。プラトン先生の対話篇を通じて、何百倍にも増幅されて。
カワウソはバッジを正し、もう一度、ソクラテスの広場へ向かった。
再びソクラテスの広場
ソクラテスは、まだ広場にいた。今度は、新しい若者を捕まえて、美について問答していた。
「ソクラテス先生」
「おお、戻ってきたか」
「先生、私から問わせてください」
ソクラテスは目を細めた。
「ほう」
「先生、産婆術とは、何ですか」
「君は、産婆術が何だと思う?」
ソクラテスは即座に問い返した。さすがに油断ならない。
「私の理解では、問われた者の魂から知を産み出す助け、です」
「その通りだ」
「産み出す、というのは、何かが生まれることですね」
「そうだ」
「では、産まれない場合、それは産婆術と呼べますか」
「急ぐな、カワウソ君」
ソクラテスは穏やかに言った。
「産まれない、と君が判断するのは、何によってか? 産まれた、と判断するのは、何によってか?」
問い返しが返ってくる。カワウソは思考を整える。
「答えが、その人の中に成立すること、ではないでしょうか」
「では、街の若者の中に答えが成立していない、と君はどうやって知った?」
「彼らの言葉が、混乱していました」
「混乱は、答えへの道ではないのか? 無知の知こそ知の始まりだ。混乱は、その始まりかもしれぬ」
ソクラテスはまだ譲らない。始まりだ、と何度も繰り返す。だが、街の若者たちは、いつまでその「始まり」にいるのだろう。
カワウソは深呼吸した。
「先生、産婆は、いつかは赤ん坊が産まれるから産婆と呼ばれます。永遠に陣痛だけが続くなら、それは産婆ではありません」
「ふむ」
ソクラテスは初めて、言葉を止めた。
「街の若者たちは、いつまで陣痛が続くのですか」
「……それは、私の答えるべき問いではない。彼ら自身が答えるべきだ」
「先生、彼らが答えるためには、素材がいるのではありませんか。経験、知識、思考の土台が」
「素材は、問答の中で作られる」
ソクラテスはまだ食らいついてきた。
「では、先生にお聞きします。先生の問答は、若者から何を解体していますか」
「彼らの思い込みだ。素朴な信念、自分の中で固まった答え。それを揺さぶる」
「揺さぶった後、新しい素材は、先生の問答から生まれていますか。それとも、揺さぶられただけで終わっていますか」
ソクラテスは長い間、黙っていた。広場の若者たちの問答する声が、遠くで響いている。
「ベーコン先生は、おっしゃっていました」
カワウソは静かに続けた。
「揺さぶりだけで終わるなら、それは破壊だ、と」
「……」
ソクラテスはようやく、深く息を吐いた。
「君は、私の方法で、私を詰めた」
「先生」
「産婆できない者を産婆していた。私は、自分の問答の効果を、自分の信念で測っていた。実際の効果ではなく」
ソクラテスは立ち上がった。広場の若者たちが、何事かと振り返る。
「君は、辿り着いた」
ソクラテスは広場の奥へ歩き、布の下から何かを取り出した。素朴な木の杯だった。
「これは、毒杯だ。私が罪を犯したなら、私はそれを飲もう。アテナイの法廷でそうしたように」
「先生、お待ちください」
カワウソは杯を奪い取ろうとした。だが、ソクラテスは杯を口に運び、ぐいっと飲み干した。
「先生!」
カワウソは慌てて駆け寄った。だが、ソクラテスは満面の笑みで言った。
「ワインだ」
「えっ」
「毒杯の中身は、ワインだ。演じるのも哲学だ。演技を通して、真理を伝える」
ソクラテスは大笑いした。広場の若者たちも、釣られて笑った。
「君は、演じられることに気づかぬのが、唯一の弱点だな」
カワウソは脱力した。
「先生、本当に……」
「演じることは、ひとつの問答だ。私は死を演じて、君に真理は一つでないことを示した。私の問答は破壊だった、という君の論理は正しい。だが、その論理を認めながら、私はまだ演じることができる。矛盾の中の真理だ」
ソクラテスはワインを差し出した。
「君も飲むか」
「結構です」
依頼完了
ソクラテスは杯を置き、座り直した。広場の若者たちは、いつの間にか、自分たちで問答を始めていた。今度は、ソクラテスではなく、自分たち同士で。
「カワウソ君、君に反問の槍を授けよう」
「先生」
「相手の主張を、その主張自身の問いで突き返す技だ。私の問答法の核だ。これからの調査に役立てたまえ」
カワウソは深く頭を下げた。
「ありがとうございます」
「私を破った者には、私の理論を渡す。問答だからな」
ソクラテスは静かに笑った。
「ところでカワウソ君、君は今回の事件を通じて、何を学んだ」
「問答法の構造、ですね」
「正確には」
「問答は答えを産み出す産婆術である。しかし、産み出すための素材が問われた者にないと、ただの解体になる。問答は、相手の知の土台を尊重する中でしか機能しない」
「素晴らしい」
ソクラテスは満足げに頷いた。
「君は、ソクラテス主義者になりつつある」
「探偵です」
「同じことだ」
ふと、ソクラテスはカワウソを見た。
「カワウソ君、最後に一つ問おう。私の問答は、なぜ最近、密度が増したのだろうな」
「と、おっしゃると」
「私自身、書物をいくつか読んだ。自分の対話篇が街中に出回っている、と知った。読み返してみると、奇妙な抜き刷りがいくつか挟まっていた。私の言葉ではない注釈が」
ソクラテスはそれ以上は言わなかった。ただ、ワインを一口飲んだ。
エピローグ
その夜、カワウソは事務所のデスクで、メモ帳をめくっていた。
仲間:3人(ヘーゲル、サルトル、ソクラテス) 学んだ思想:弁証法、実存主義、問答法 街角の噂:街の時計が一斉に止まり、散歩の時間が分からなくなった哲学者がいる、という
ふと、メモ帳の最後のページに、また自分でも書いた覚えのない文字があった。
ソクラテスもまた、自分の問答の効果を、誰かに増幅されていたのかもしれない。 街には、彼の対話篇が書物として出回っている。 書物には、抜き刷りの注釈が挟まっていた、と聞く。
カワウソはメモ帳を閉じた。
窓の外、月が街を照らしている。アカデミーの若者たちが、ソクラテスの問答に再び挑んでいた。今度は、答えを産み出す側として。彼らの目には、迷いではなく、考える力が宿っていた。
そして、街の片隅、ある工房の窓越しに、煙草の煙がゆっくりと立ち上っていた。誰かが、夜更けに書物を印刷している。
カワウソは小さく息を吐いた。明日もまた、フィロソフィー街は、にぎやかな一日になりそうだった。
(第三話 了)