シ
『シェリング自然哲学とは何か』
しぇりんぐしぜんてつがくとはなにか
松山壽一《まつやまじゅいち》·現代
シェリング自然哲学の形成と全体像を体系的に読み解く
哲学ドイツ観念論
この著作について
シェリング研究の第一人者・松山壽一による、シェリング自然哲学の包括的解説書である。シェリングの『ティマイオス注解』に始まる思想形成から『自然哲学諸考案』『世界霊について』に至る著作を概観し、プラトン研究・ライプニッツ・カントとの対決を通して形成される自然哲学を考察する。
【内容】
初期シェリングの『自然哲学諸考案』『世界霊について』を中心に据え、観念論的自然観の枠組みと自然の自己組織化の概念を読み解く。ゲーテ・カント・ヘーゲルとの理論的対立構造を整理しつつ、シェリングが目指した「精神と自然の同一性」という形而上学のスケールを示す。
【影響と意義】
日本のシェリング研究を牽引してきた著者の集大成的著作で、シェリング著作集編集幹事としての知見が随所に活かされている。観念論研究・科学哲学・生命論の交点で参照される基本文献である。
【なぜ今読むか】
複雑系科学・進化的認識論・エコロジー思想の哲学的源流として、シェリング自然哲学の現代的意義を考える際の入口となる。
関連する哲学者
関連する哲学者と話してみる
