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『ハーバード白熱教室』
はーばーどはくねつきょうしつ
マイケル・サンデル·現代
サンデルのハーバード講義を映像化したNHK番組と連動書籍
哲学入門
この著作について
2009年にアメリカのPBSで放送された「Justice with Michael Sandel」を日本でNHKが再編集・放送した人気番組(2010年)と、連動書籍『これからの「正義」の話をしよう』の総称として日本で広く知られる、マイケル・サンデルによる政治哲学の公開講義シリーズ。
【内容】
本書・本番組は、千人の学生を前にしたソクラテス式対話の形式で進む。トロッコ問題、徴兵制、税の公正さ、アファーマティブ・アクション、代理出産、同性婚、共同体と愛国心、金銭化してはならないものは何か、といった現代的争点を題材に、ベンサム的功利主義、カント的義務論、ロールズのリベラリズム、アリストテレス的目的論、そしてサンデル自身のコミュニタリアニズムが、学生の応答のなかで際立ってくる。
【影響と意義】
日本では数百万人が視聴し、哲学書としては異例のベストセラーとなり、現代日本で「正義」概念が大衆的な関心事となる契機を作った。
【なぜ今読むか】
価値観をめぐる議論が分断化しやすい現代、他者の立場から考え直す練習場としての価値はなお大きい。