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見えるものと見えないもの

みえるものとみえないもの

モーリス・メルロ=ポンティ·現代

肉(chair)の存在論を展開するメルロ=ポンティ未完の遺著

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哲学

この著作について

モーリス・メルロ=ポンティが1961年の急逝により未完のまま遺した遺著。死後1964年にクロード・ルフォールの編集で公刊された、彼の後期存在論の集大成にして現代大陸哲学の最重要遺産の一つである。

【内容】

知覚の現象学の身体図式論をさらに徹底させ、「肉(chair/la chair)」という新概念を中心に据える。肉は主観と客観、見るものと見られるもの、身体と世界の相互可逆性の地平であり、両者はすでに同じ織物から織り出されているとされる。サルトルフッサールベルクソンの批判的継承を通じて、物心二元論を超える「野生の存在論」が素描される。付属の著者ノートは、現代存在論の宝庫となっている。

【影響と意義】

デリダドゥルーズ、イリガライ、ジャン=リュック・ナンシー、ダニエル・ヘラー=ロアゼンら以後の仏思想家の鍵参照点。エコロジー哲学、ポスト人間主義哲学、身体論にも広範に影響する。

【なぜ今読むか】

身体と世界の相互浸透を最も深く問うた古典として、AI・ロボット・仮想身体の時代にこそ重要性を増す。

著者

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