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代表的人間像

だいひょうてきにんげんぞう

エマソン·近代

エマソンが偉人6人に人間の理想像を見た講演集

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哲学

この著作について

ラルフ・ウォルドー・エマソンが1850年に公刊した講演集。偉人6人—プラトン(哲学者)、スウェーデンボルク(神秘家)、モンテーニュ懐疑主義者)、シェイクスピア(詩人)、ナポレオン(行動人)、ゲーテ(作家)—を論じる。冒頭に「偉人たちの用途」が置かれ、なぜ偉人を読むのかという方法論が示される。

【内容】

エマソンにとって偉人とは、単なる天才ではなく「人類共通の才能を最も明確に体現した人間」である。だから偉人研究は人類の自己認識となる。プラトンの普遍性、シェイクスピアの想像力、ナポレオンの行動力といった各人の長所と限界を分析し、それぞれが人類の特定の理想を体現することで、読者自身の可能性を照らし出す視点を提供する。「私たちは偉人を通して自分の隠れた力を発見する」という主題が全編を貫く。

【影響と意義】

本書はアメリカ超越主義の代表作で、内村鑑三代表的日本人ニーチェの超人思想にも影響を与えたとされる。個人の自立と普遍的理想を結びつけるエマソン思想の最重要テキストの一つである。

【なぜ今読むか】

偉人たちを通して自分の可能性を見いだすという読書法は、情報過多の時代に改めて有効。講演調の平明な文体で、人生のモデルを求める読者に頼もしい伴侶となる。

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