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『シュンペーター:孤高の経済学者』

しゅんぺーたー ここうのけいざいがくしゃ

伊東光晴《いとうみつはる》・根井雅弘《ねいまさひろ》·現代

近代経済思想史からシュンペーターを再発見する定番評伝

経済学入門

この著作について

経済学者・伊東光晴《いとうみつはる》と経済思想史家・根井雅弘《ねいまさひろ》の共著による、ヨーゼフ・シュンペーターの生涯と思想を本格的に紹介した評伝。岩波新書。

【内容】

本書はまず、モラヴィア生まれのシュンペーターがウィーンでベーム=バヴェルクに学び、青年期の華麗な野心(「ウィーン社交界の名士・ヨーロッパ最高の馬乗り・経済学者」になりたい)と挫折を経て、アメリカに渡りハーヴァード大学で「創造的破壊」の理論を練り上げていく過程を描く。『経済発展の理論』の企業者概念と「新結合(イノベーション)」、『資本主義・社会主義・民主主義』での資本主義の宿命的崩壊論、未完の大著『経済分析の歴史』までが射程に収められる。ワルラスとケインズを両極に置く独自の理論観、ドイツ歴史学派との対話、オーストリア財務相・私立銀行総裁としての挫折など、波乱の生涯にも丁寧な筆が及ぶ。

【影響と意義】

イノベーション論の原典として経営学・経済学・産業政策論に大きな影響を与え、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』以降の議論の基層を形作る。

【なぜ今読むか】

「創造的破壊」という言葉が流行語となった現代、本当の文脈を知るのに最適の入門である。

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