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『フロイト入門』
ふろいとしそうをよむ
妙木浩之·現代
日本の精神分析研究者によるフロイト入門
心理学入門
この著作について
精神分析家・妙木浩之(みょうきひろゆき、日本大学)による、ジークムント・フロイトの思想を主要著作に即して平易に解説した入門書。NHKブックス。
【内容】
本書はまず、『夢判断』(1900)における無意識の発見、『日常生活の精神病理学』『機知』での言い損ないとジョークの分析、症例研究(ドラ、シュレーバー、狼男、鼠男)を押さえ、続いて『ナルシシズム入門』『喪とメランコリー』『快原理の彼岸』『自我とエス』における無意識・エス・自我・超自我・死の欲動といった概念史を辿る。さらに『文化への不満』『モーセと一神教』の晩年の文化・宗教論、メラニー・クライン、ラカン、コフートらへの継承も視野に収められる。神経症と幼児期の性的体験をめぐる仮説、対象関係論への橋渡し、自我心理学・力動的精神療法の現代的応用にも手が届く。
【影響と意義】
日本語でフロイトに入る標準的入門のひとつで、精神医学・臨床心理・人文学の副読本として広く使われている。
【なぜ今読むか】
無意識・喪失・愛着・罪責感といった主題は、現代の精神医療や自己啓発の背景にも流れ続けている。源流を押さえておく意味は大きい。
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