レ
『レヴィ=ストロース 構造』
れゔぃすとろーすこうぞう
渡辺公三·現代
渡辺公三による決定版レヴィ=ストロース評伝
哲学人類学
この著作について
立命館大学の文化人類学者・渡辺公三による、20世紀構造主義人類学の創始者クロード・レヴィ=ストロースの評伝である。1996年に講談社「現代思想の冒険者たち」シリーズ第20巻として刊行された旧版を、2020年に講談社学術文庫として再刊した決定版である。
【内容】
本書はレヴィ=ストロースの生涯と思想を時系列に沿って描く。ベルギー生まれの幼少期、ブラジルでの民族誌的調査体験、ニューヨーク亡命中のヤコブソンとの出会いから構造言語学を人類学に応用した着想の成立、『親族の基本構造』『構造人類学』『野生の思考』『神話論理』四部作という主要著作の理論的展開を、原典の精密な読解とともに追跡する。同時に、フランス思想史・現象学・サルトルとの論争という時代的文脈に位置づけることで、構造主義の歴史的意義を立体的に描き出す。
【影響と意義】
日本語で書かれたレヴィ=ストロース評伝として最も水準の高い一冊と評価されてきた。著者の渡辺公三自身がレヴィ=ストロースに直接師事した人類学者であり、内側からの理解と批判的距離が両立している点が特徴である。
【なぜ今読むか】
構造主義の射程を現代の人類学・文化研究に橋渡しする読書案内として、いまも入門書の決定版である。
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