レ
『レ・タン・モデルヌ』
サルトル、ボーヴォワール、メルロ=ポンティ 等·現代
戦後フランス実存主義を代表する思想雑誌
哲学文学
この著作について
サルトル、ボーヴォワール、メルロ=ポンティ、レーモン・アロンらが1945年に創刊した戦後フランスを代表する思想・文学雑誌。誌名は「現代」を意味し、2018年まで刊行が続いた。
【内容】
創刊の「はしがき」でサルトルは「文学はアンガジュマン(状況への関わり)でなければならない」と宣言し、作家は中立を装わず時代に参加すべきだと論じた。雑誌は実存主義、マルクス主義、現象学、植民地独立運動、アルジェリア戦争批判、フェミニズムなどの先端的議論を展開。ボーヴォワール『第二の性』の一部も先にここで発表された。戦後世代に強い知的影響を与えた。
【影響と意義】
20世紀後半のフランス思想史において、主要論争の主戦場となった誌面。メルロ=ポンティとサルトルの決裂(朝鮮戦争評価をめぐる)、アルチュセール派との対立などが誌上で展開された。戦後の知識人の役割を社会参加として定義した点で、インテレクチュアル・ヒストリーの重要資料となっている。
【なぜ今読むか】
「知識人は時代にどう関わるべきか」という問いを突きつける誌面のありよう自体が、現代のメディア・言論空間を考える参照点となる。