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『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』
れーにん:にじゅっせいききょうさんしゅぎうんどうのちち
和田春樹·現代
ロシア史の泰斗が描くレーニン評伝
政治歴史
この著作について
ロシア・ソ連史研究の第一人者・和田春樹《わだはるき》による、ウラジーミル・レーニンの生涯と政治思想を描いた評伝。山川出版社「世界史リブレット人」ほか、版を重ねる定番。
【内容】
本書はまず、ヴォルガ河畔シンビルスクに生まれたレーニンが、兄アレクサンドルのナロードニキ運動への参加と処刑、ロシア社会民主労働党結成、ボリシェヴィキ/メンシェヴィキ分裂、亡命期の『何をなすべきか』『国家と革命』『帝国主義論』執筆を経て、一九一七年の二月革命・十月革命を指導するまでを順に追う。チューリヒでの亡命生活、封印列車での帰国、憲法制定議会の閉鎖、反革命勢力との内戦といった激動の場面が、それぞれの局面で下した判断とともに再構成される。新経済政策(NEP)、ソ連邦の形成、スターリンとの晩年の対立、死後の「レーニン崇拝」の形成までが、近年公開された文書を踏まえて描かれる。
【影響と意義】
共産主義運動を理解する出発点として、また二十世紀全体史を読むための参照軸として、日本語で最も信頼できる入門の一つである。
【なぜ今読むか】
二十世紀の大実験の内側を、冷静に再評価する視座を提供してくれる。
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