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レーニン·現代

前衛党の組織原理と職業革命家の必要性を論じた革命論

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哲学政治

この著作について

レーニンが1901年から1902年にかけて執筆・公刊した、ロシア社会民主労働党の路線闘争のなかで書かれた政治組織論の代表作。タイトルはチェルヌィシェフスキーの同名小説から借りられた。

【内容】

本書は、労働者の自然発生的運動だけでは経済闘争の枠を超えられず、社会主義の意識は外部から、革命理論を担う知識人によってもたらされなければならないという「意識性」論を展開する。そのためには少数精鋭の職業革命家からなる規律ある前衛党が必要であり、中央機関紙を組織の核として位置づけるべきだと主張した。広汎な民主主義的討論よりも、秘密警察下での堅固な組織性を優先する議論が繰り返される。

【影響と意義】

本書の組織論はボリシェヴィキ党を生み、十月革命の成功とその後の一党独裁の基盤を形作った。同時に、民主主義的中央集権と官僚化の問題をめぐる20世紀左翼の論争の源でもあり続けている。

【なぜ今読むか】

運動は自然発生的であるべきか、それとも組織化された前衛が必要か。この緊張は今日のSNS時代の社会運動にもそのまま当てはまる。組織とリーダーシップの根本問題を考えるために今も読まれる一冊。

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