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リア王

りあおう

ウィリアム・シェイクスピア·近代

王位を娘たちに分け与え破滅する老王の悲劇的彷徨

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文学

この著作について

ウィリアム・シェイクスピアが1605年頃に執筆した五幕の悲劇。ハムレットオセローマクベスと並ぶ四大悲劇の一つで、狂気・父娘・老いをめぐる西洋演劇の最深部を掘り下げた作品として名高い。

【内容】

老いた王リアは三人の娘に王国を分け与えるにあたり、愛情を言葉で競わせる。最愛の末娘コーデリアは口先の追従を拒否し勘当され、甘言を連ねた長女ゴネリルと次女リーガンは父を追い出す。嵐の荒野をさまよう狂気のリアと、盲目となった臣下グロスターの並行する物語を通じて、裸の人間とは何か、自然・権力・愛の根底が問われる。コーデリアの絞殺とリアの慟哭で幕を閉じる非救済の結末が、この劇を特別なものにしている。

【影響と意義】

近代以後の演劇・小説・映画に深い影響を与え、黒澤明『乱』(1985)など世界的翻案が相次ぐ。トルストイは本作を激しく批判したが、それゆえに20世紀の批評では逆に作品の強度の証明と読まれた。

【なぜ今読むか】

高齢社会における父娘関係・介護・相続・認知をめぐる現代的主題を、最も壮絶な形で先取りした作品。

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