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経済学の歴史

けいざいがくのれきし

根井雅弘《ねいまさひろ》·現代

12人の経済学者で辿る近代経済思想史

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哲学経済学思想史

この著作について

京都大学の根井雅弘《ねいまさひろ》が近代経済学思想史を12人の経済学者の像を通じて辿った概説書である。2005年に講談社学術文庫として刊行された。

【内容】

ケネーから始まり、スミス、リカードミルマルクス、メンガー、ワルラス、マーシャル、ケインズシュンペーター、スラッファ、ガルブレイスへと至る系譜が、人物の生涯と理論的革新を絡めて描かれる。古典派経済学の確立、限界革命、ケインズ革命、新古典派総合、近代経済学批判という大きな転回点が、思想家どうしの応答として浮かび上がる。専門用語を最小限に抑えた語り口で、価値論・分配論・成長論といった経済学の根本問題が見通せる構成だ。

【影響と意義】

シュンペーター研究を出発点とする著者ならではの視点で、異端派経済学者にも目配りが利く点に独自性がある。経済学を一枚岩の体系ではなく、論争と継承の歴史として描いた点で、入門と専門の橋渡しとなる教科書として広く読まれてきた。

【なぜ今読むか】

市場原理主義への疑念や格差問題への関心が高まる今、経済学が何を問い、どう答えてきたかを知ることは喫緊の教養となる。文庫一冊で思想史的視野を獲得できる、効率のよい学びの入り口だ。

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