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中世哲学史

ちゅうせいてつがくし

エティエンヌ・ジルソン·現代

中世千年の哲学史を体系的に通覧したジルソンの代表的教科書

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哲学歴史

この著作について

コレージュ・ド・フランス教授で20世紀における中世哲学研究の第一人者エティエンヌ・ジルソン(1884〜1978)が1922年に初版を出し、生涯にわたって増補を重ねた中世哲学通史。日本語版は『中世哲学の精神』『中世哲学史』など複数の訳書として読める。

【内容】

教父時代のアウグスティヌスボエティウス、偽ディオニシウスから、シャルトル学派、アンセルムス、アベラール、ドミニコ会・フランシスコ会の興隆、トマス・アクィナス、ドゥンス・スコトゥス、オッカムエックハルト、ニコラウス・クザーヌスまで、千年に及ぶ中世ラテン哲学の主要な思想家を、それぞれの神学的・形而上学的立場とともに体系的に通覧する。聖書解釈・神学・哲学・自然学を切り離さずに扱う中世独自の知の総合性を強調する点に独自性がある。

【影響と意義】

本書は二十世紀における中世哲学研究の事実上の標準教科書となり、英訳・独訳を通じて世界中で読まれた。ジルソンの「キリスト教哲学」概念は論争を呼びつつも、中世を哲学史の暗黒時代としてではなく独自の哲学的達成の時代として復権させる役割を果たした。

【なぜ今読むか】

古代と近代を結ぶ千年の哲学的営みを、最良のガイド役とともに通覧するための必読の入門書である。

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