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道徳の探究

どうとくのたんきゅう

アラスデア・マッキンタイア·現代

百科全書派・系譜学・伝統という三つの探究様式を比較したマッキンタイアの主著

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哲学倫理学教育

この著作について

1990年刊の Three Rival Versions of Moral Enquiry: Encyclopaedia, Genealogy, and Tradition の邦訳。マッキンタイアの伝統論プロジェクトの方法論的決算となる三部作の最終巻。

【内容】

本書は百科全書派的合理主義 (19世紀ブリタニカに代表される普遍的中立的知)、系譜学 (ニーチェフーコー的な権力論的暴露)、伝統 (アクィナスアリストテレス主義) の三つの倫理探究様式を比較吟味する。それぞれの内的整合性と限界を示し、伝統内の合理性こそが他の様式の盲点を捉えうると論じた。Gifford Lectures に基づく講義集成である。

【影響と意義】

大学教育のあり方そのものを問い直す書としても読まれ、リベラル・アーツ教育論・神学教育・倫理学教育の議論に長く影響を残している。誰の正義? どの合理性?と並ぶ伝統論の体系的決算。

【なぜ今読むか】

ポスト・トゥルース時代の知のあり方、教育のあり方を考えるために、知的探究の様式自体を比較する視座を与えてくれる稀有な一冊である。

著者

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