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探究I / 探究II

たんきゅう いち たんきゅう に

柄谷行人《からたにこうじん》·現代

他者と外部を主題化した柄谷の中期主著

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哲学批評現代思想

この著作について

【内容】柄谷行人ウィトゲンシュタイン、クリプキ、マルクスを横断しつつ「他者」「外部」「教える=学ぶ」関係を主題化したシリーズである。Iは1986年、IIは1989年に講談社より刊行され、後に学術文庫化された。私的言語批判から共同体外部の他者性、価値形態論を経て「単独性」の問題へ展開する論述構成をとる。

【影響と意義】マルクス その可能性の中心に続く柄谷思想の中期到達点であり、後のトランスクリティークへと繋がる思考の母体である。文芸批評と哲学を架橋する柄谷の方法を最も明晰に示し、1980年代後半から90年代の日本思想に決定的な影響を与えた。クリプキの規則従順論を日本に本格導入したテクストとしても重要である。

【なぜ今読むか】コミュニケーションがアルゴリズム化される時代に、規則を共有しない他者にいかに語りかけるかという本書の問いは、ますます鋭く響く。哲学的緊張を保ったまま批評を行う筆致は、書く者にも読む者にも知的訓練となる。

著者

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