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超越論的観念論の体系

ちょうえつろんてきかんねんろんのたいけい

フリードリヒ・シェリング·近代

自然哲学と超越論哲学を芸術で統合したシェリング同一哲学期の大著

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哲学芸術

この著作について

フリードリヒ・シェリングが1800年、25歳のときに公刊した、ドイツ観念論の中期を代表する体系的著作。フィヒテの超越論哲学とシェリング自身の自然哲学を統合する野心的な試みで、芸術を哲学の頂点に置く独創的立場を確立した作品である。

【内容】

全6章。理論哲学・実践哲学・目的論・芸術哲学という四段階を通って「自我の歴史」を辿る。自然は外化された精神であり、精神は内在化された自然であるという両極の同一性が、意識の自己展開のなかで次第に明らかになる。最終章「超越論哲学の一般的機関としての芸術哲学」で、芸術作品こそが無意識的自然と意識的自由の完全な同一性を現実化する唯一の媒体だと宣言され、哲学の目標として芸術が据えられる。

【影響と意義】

ヘーゲルとの蜜月と決裂の時期のシェリング最大の理論的達成であり、フリードリヒ・シュレーゲルらロマン派の芸術観、後にキルケゴールハイデガードゥルーズへと流れ込むシェリング的伏流の源流。ハイデガーのシェリング講義の対象の一つとしても知られる。

【なぜ今読むか】

芸術と哲学の関係を最も高く位置づけた古典として、AI時代の創造性論にも直結する。

著者

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