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サピエンス全史

さぴえんすぜんし

ユヴァル・ノア・ハラリ·現代

認知革命から現代まで、人類史を壮大なスケールで論じた知的エンターテインメント

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哲学

この著作について

イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが、大学講義をもとに人類二十万年の歩みを一冊に圧縮した国際的ベストセラー。

【内容】

本書は四つの大きな転換を軸に人類史を描き直す。第一は約七万年前の「認知革命」で、ホモ・サピエンスは神話、神、貨幣、国家、法、会社といった「共有された虚構」を信じ合う能力を獲得したとされる。第二は約一万年前の農業革命で、穀物の栽培が人間と作物の関係を逆転させ、余剰と階層を生み出した。第三は紀元前後からの「人類の統一」で、貨幣、帝国、普遍宗教が異なる集団を結びつけていく。第四は五百年前に始まる科学革命で、無知の自覚と資本主義帝国主義・エネルギー革命が結び付き、現代の世界を作り上げる。結びでは、遺伝子工学とAIが「サピエンスの終わり」を予感させると警告される。

【影響と意義】

世界累計で二千万部を超えるロングセラーとなり、歴史学と進化生物学・経済学・哲学を横断する一般書の新しい水準を示した。続編ホモ・デウス『二十一世紀の人類のための二十一の思考』と合わせて、AIとグローバリゼーションをめぐる言論地形の基調をなしている。

【なぜ今読むか】

国家、貨幣、宗教、会社、婚姻など当たり前と思ってきた制度の成り立ちを、数万年の視野で一気に俯瞰できる。日々のニュースを長い歴史のなかに置き直す知的運動として、読後の景色が大きく変わる一冊である。

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