超
『超訳 ニーチェの言葉』
ちょうやく にーちぇの ことば
白取春彦·現代
ニーチェの名言を現代語に超訳した入門書
哲学
この著作について
著述家・白取春彦《しらとりはるひこ》が2010年に公刊した、ニーチェの著作から名言を選び現代の読者に向けて大胆に意訳した選集。
【内容】
『ツァラトゥストラはこう語った』『悦ばしき知識』『善悪の彼岸』などから、生き方・仕事・人間関係・恋愛・自己変革に関わる断章を232篇選び、一篇ずつ見開きの短いページに配置する。原典の難解な言い回しや時代背景をそぎ落とし、現代人の生活感覚に接続する形で大胆に訳し直しているのが特徴である。抽象的な哲学議論を避け、具体的な場面で使える言葉に仕立てられている。
【影響と意義】
2010年前後に日本で空前のニーチェブームを巻き起こし、累計100万部を超えるベストセラーとなった。難解で敬遠されがちだったニーチェを、書店の自己啓発コーナーに並ぶ身近な読み物へと引き寄せた功績は大きい。一方で、原典との距離については研究者から批判も出ている。
【なぜ今読むか】
哲学史を知らなくても、今日の自分に刺さる一行に出会える設計がいちばんの美点。気弱になった日や決断に迷う瞬間に開けば、背中を押してくれる断章が必ず見つかる。手元に置いて折々にめくりたい一冊。