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神の歴史

かみの れきし

カレン・アームストロング·現代

ユダヤ・キリスト・イスラム三宗教における神概念の4000年の変遷を追った名著

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哲学

この著作について

元カトリックの修道女にしてベストセラー作家となった宗教学者カレン・アームストロングが、ユダヤ・キリスト・イスラムの「神」概念の四千年を跡づけた野心的な通史。

【内容】

古代メソポタミアの多神教的背景から話を起こし、アブラハムの神が族長たちの守護神として現れる局面、預言者たちが唯一神信仰を鋭く押し出す場面、イエスと初期教会における「受肉する神」の誕生、ムハンマドが砂漠に告げた「アッラー」の姿、さらに中世の神秘家(マイスター・エックハルトルーミー、カバラー)の内なる神、スコラ哲学者による存在論的論証、ルネサンス宗教改革、啓蒙の自然神論、十九世紀の無神論、そして現代の原理主義の台頭までを追っていく。神概念が社会の危機と変動に応じて絶えず鋳直されてきた歴史として整理される。

【影響と意義】

世界二十数か国語に訳されたベストセラーで、欧米の大学の宗教入門の副読本として広く用いられている。専門的な宗教史研究の成果を一般読者に開いた先駆的著作として、比較宗教学・宗教対話の実践に大きな影響を与えた。

【なぜ今読むか】

宗教対立や原理主義のニュースが絶えない時代に、「同じ神の名のもとに、人々はどう違うイメージを描いてきたか」を俯瞰的に知ることは、安易な一刀両断を避けるための知的背景となる。信仰の有無を問わず、現代人の教養として役立つ一冊である。

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