世
『世界宗教の経済倫理』
せかいしゅうきょうのけいざいりんり
マックス・ウェーバー·近代
世界宗教の経済倫理を比較歴史社会学で解剖した未完の大著
社会宗教
この著作について
マックス・ウェーバーが1915〜1919年にかけて『社会科学・社会政策雑誌』に連載した比較宗教社会学の大著(原題『Die Wirtschaftsethik der Weltreligionen』)。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1905)以降の問題関心を世界規模に拡張した、ウェーバー晩年の最大の業績である。
【内容】
儒教と道教、ヒンドゥー教と仏教、古代ユダヤ教の三部からなる。各宗教の教義内容だけでなく、それを担った社会的担い手(士大夫・バラモン・祭司階級・預言者)、経済倫理、呪術からの合理化の度合いが体系的に比較される。「西洋近代資本主義がなぜ他文明圏で発達しなかったか」という問いへの答えとして、各文明の宗教倫理の異なる合理化の軌跡が描かれる。
【影響と意義】
パーソンズの機能主義社会学、アイゼンシュタットの比較文明論、ハーバーマスのコミュニケーション合理性論、サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』まで広範な影響。
【なぜ今読むか】
グローバル化時代の文明比較の古典として、いまも第一級の分析力を保つ。
著者
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