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『ウィトゲンシュタインはこう考えた』
うぃとげんしゅたいんはこうかんがえた
鬼界彰夫·現代
ウィトゲンシュタインの全思考過程を時系列で追う定評ある入門書。
哲学
この著作について
ウィトゲンシュタイン研究者・鬼界彰夫による入門書で、講談社現代新書から2003年に刊行された。
【内容】1912年から1951年に至るウィトゲンシュタインの全思考の歩みを、『論理哲学論考』『哲学探究』『確実性について』を主軸に時系列で追う。「言語」「人生」「私と言語」という三つの主題を軸に据え、初期の論理学的探究、中期の沈黙の時代、後期の言語ゲーム論、最晩年の確実性をめぐる省察までを一貫した発展として描き出す。難解とされがちなテクストを平易な日本語で噛み砕いている点が特徴である。
【影響と意義】日本のウィトゲンシュタイン入門書のなかで最も広く読まれている一冊である。著者はこの後『哲学探究』とはなにかなど本格的な研究書も刊行しており、本書はその思索の出発点としても重要である。学部生から一般読者まで安心して薦められる定評を確立している。
【なぜ今読むか】言語と意味をめぐる問題が、AIと人間のコミュニケーションという形で再浮上している現代において、ウィトゲンシュタインの全体像を効率的に把握するための入口として最適である。
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