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社会科学の論理によせて

しゃかいかがくのろんりによせて

ユルゲン・ハーバーマス·現代

解釈学と批判理論を架橋する社会科学方法論の基礎著作

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哲学社会

この著作について

ユルゲン・ハーバーマスが1967年に公刊した社会科学方法論の論考。原題『Zur Logik der Sozialwissenschaften』。前期ハーバーマスの方法論的立場を体系化し、自然科学と社会科学の方法論的差異、解釈学批判理論の関係を論じた基礎的著作である。

【内容】

ハーバーマスは、社会科学を実証主義的な統一科学に還元することはできないと論じる。社会的現実は意味によって構成されているため、その理解には「解釈学的循環」が不可欠である。一方、ガダマー流の伝統への没入だけでは、その伝統に潜むイデオロギー的歪曲を批判できない。本書はディルタイ、ウィトゲンシュタイン、ガダマー、構造主義、システム理論を順次検討し、それぞれの貢献と限界を析出する。最終的に、解釈学的理解を出発点としつつ、それをイデオロギー批判によって乗り越える「批判的社会理論」の方法論的綱領が描き出される。

【影響と意義】

ガダマー=ハーバーマス論争の起点となり、解釈学と批判理論の生産的緊張を生み出した。後の主著コミュニケーション的行為の理論へつながる方法論的基盤を成し、現代社会理論の標準的参照枠となっている。

【なぜ今読むか】

ビッグデータと統計解析が社会を語る時代に、「意味の理解」を社会科学の核に据え直す本書の論証は、なお決定的に重要である。

著者

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