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丸山眞男《まるやままさお》:リベラリストの肖像

まるやままさお:りべらりすとのしょうぞう

苅部直《かるべただし》·現代

日本政治思想史家による丸山眞男評伝

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政治入門

この著作について

東京大学で日本政治思想史を講じる苅部直《かるべただし》による、戦後最大の政治学者・丸山眞男《まるやままさお》の生涯と思想を描いた評伝。岩波新書。

【内容】

本書はまず、内務官僚の父のもとに生まれた丸山が、学生期の治安維持法事件、海軍被徴用時の広島被爆、東京大学助教授就任を経て、日本政治思想史研究『現代政治の思想と行動』『忠誠と反逆』を世に問うまでの道のりを追う。徂徠・宣長研究における「近代の超克《ちょうこく》」、戦後民主主義の擁護、思想史方法論としての「原型」論、六〇年安保以後の沈黙と語りがたさ、晩年の普遍と特殊をめぐる対話が、丁寧に解きほぐされる。思想史と時論の両輪、福澤諭吉内村鑑三・吉野作造ら近代日本思想家への独自の視角、戦前戦後の連続と断絶をめぐる診断が、作品の読みとともに丹念に示される。

【影響と意義】

日本語で読める丸山入門の現代的スタンダードで、石田雄・松本三之介以来の丸山研究を一般読者に向けて最新の水準で開いた一冊。

【なぜ今読むか】

戦後民主主義が改めて問い直される今、丸山の問いに立ち返る意義は大きい。

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