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毛沢東と周恩来

もうたくとう

矢吹晋·現代

毛沢東の生涯と思想を描く評伝

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政治入門

この著作について

現代中国研究の第一人者・矢吹晋《やぶきすすむ》による、毛沢東《もうたくとう》の思想と行動を総合的に描いた本格的評伝。

【内容】

本書は、湖南《こなん》の農村に生まれた毛沢東が青年期にマルクス主義と接し、農村を拠点とする革命戦略を独自に形成していく過程を追う。井崗山《せいこうざん》での根拠地闘争、長征、延安時代、抗日戦争、国共内戦を経ての建国、土地改革、大躍進運動の失敗と飢餓、中ソ対立、文化大革命の発動と長期にわたる混乱、晩年の米中接近とニクソン訪中までを、毛沢東思想の内的論理と現実政治の力学の交錯として描く。新発見の資料や中国共産党内部の論争も視野に入れられる。

【影響と意義】

毛沢東思想はマルクスレーニン主義の中国的展開として、二十世紀のアジア・アフリカ・ラテンアメリカの革命運動に大きな影響を与え、近年では新興勢力の自己正当化にも援用される。本書はその功罪両面を、冷静な歴史的視座から評価する。

【なぜ今読むか】

英雄化も悪魔化も退け、一次資料に基づく精密な分析で人物像を組み立てる姿勢に信頼がおける。米中対立や現代中国を長期の歴史的視座から理解したい読者にとって、不可欠の一冊である。

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