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レヴィナス 法-外な思想

れゔぃなすほうがいなしそう

港道隆《みなとみちたか》·現代

「法」の外に倫理を求めたレヴィナス入門

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哲学入門

この著作について

フランス現代思想研究者・港道隆《みなとみちたか》が、エマニュエル・レヴィナスの倫理思想を「法(ロゴス・国家・制度)の外」というキーワードで描き出した入門書。講談社の現代思想シリーズの一冊として刊行された。

【内容】

本書はレヴィナスの思考を、ハイデガー存在論への応答、ホロコースト経験、ユダヤ的伝統との対話という三つの座標から導入する。全体性と無限の他者の顔と無限の倫理、存在するとは別の仕方での身代わり・受苦・隣人という後期主題、さらにタルムード講話の世界をつないで読み解く。タイトルにある「法-外」は、合法/違法の二項を超えて、制度が捉えそこなう他者への応答を指し示す。著者は具体例と原典の引用を交互に挟みながら、抽象的な概念に身体性を与える。

【影響と意義】

難解で知られるレヴィナス思想の入門書のなかでも、後期テクストや晩年のタルムード講解までを射程に収めた包括的な視野を持つ点で評価される。日本語圏のレヴィナス受容を、内田樹《うちだたつる》のエッセイ的読解とは別の系統で支えてきた一冊である。

【なぜ今読むか】

他者・難民・暴力・正義といった現代の論点に、制度の言語だけでは届かない問いを差し込む補助線として読める。レヴィナスを断片的にしか知らない読者に、思想全体の見取り図を提供してくれる。

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