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ガリレオ:はじめて「宇宙」を見た男

がりれお はじめてうちゅうをみたひと

ジャン=ピエール・モーリ·現代

ガリレオの生涯と科学革命を描く入門書

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科学入門

この著作について

科学史家・田中一郎《たなかいちろう》による、ガリレオ・ガリレイの生涯と業績を一次史料に基づいて描いた評伝(中公新書)。

【内容】

本書は、ピサ大学の学生時代にランプの振動から振り子の等時性を発見する挿話、パドヴァ大学時代の材料力学の研究、望遠鏡の改良と木星の衛星・月面のクレーター・金星の満ち欠け・太陽黒点の観測、コペルニクス説を擁護した天文対話の刊行、ウルバヌス八世との関係、一六三三年の宗教裁判と幽閉、そして幽閉下での新科学対話の完成までを、書簡と同時代文書に基づいて丁寧に描く。実験と数学、観測と論証を結びつける近代科学の方法論が、一人の科学者の歩みを通じて浮かび上がる。

【影響と意義】

ガリレオ研究の最新成果を日本語で手軽に把握できる一冊として、科学史・科学哲学・キリスト教思想史の学徒に繰り返し参照されている。近代科学と宗教、個人の良心と権威の関係を考える出発点にもなる。

【なぜ今読むか】

「それでも地球は動く」の逸話的イメージを相対化し、実証的に描かれたガリレオ像に奥行きがある。科学と権威の対立が話題となる現代のさまざまな論争を、歴史的視座で相対化するのに役立つ一冊である。

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