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形而上学の根本諸概念

けいじじょうがくのこんぽんしょがいねん

ハイデガー·現代

倦怠と動物論を中心にした後期ハイデガーの形而上学講義

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哲学

この著作について

マルティン・ハイデガーが1929〜30年冬学期、フライブルク大学で行った全講義の速記録。存在と時間(1927)から『ヒューマニズム書簡』(1947)へ至る転回期の重要講義で、ハイデガー中期思想の中核をなす著作である。

【内容】

副題は「世界・有限性・孤独」。全3部。第1部では「形而上学とは何か」を問い、「我々は皆ホームシックである」という有名な断片を出発点に、現代人の根本気分としての「深い倦怠(tiefe Langeweile)」を現象学的に分析する。第2部では、「石は世界を持たない、動物は世界貧困的である、人間は世界形成的である」という三段階のテーゼを立て、動物と人間の差異を生物学・動物行動学の最新知見を取り込みつつ哲学的に論じる。第3部ではアリストテレスの「現実態」概念と「世界」概念を組み合わせ、独自の存在論が提示される。

【影響と意義】

現代の動物論、環境哲学、倦怠の現象学、アガンベンの生政治論、デリダの動物論(動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある)に直接の源泉として引用され続ける。

【なぜ今読むか】

「退屈」を哲学の核心的気分として捉える発想は、AIと労働と娯楽が変容する現代にこそ響く。

著者

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