詩
『詩という仕事について』
しというしごとについて
ホルヘ・ルイス・ボルヘス·現代
ハーヴァード講義を基にしたボルヘスの詩論集
文学
この著作について
ホルヘ・ルイス・ボルヘスが1967〜68年、ハーヴァード大学のチャールズ・エリオット・ノートン詩学講座で行った連続講義の録音を、没後の2000年に編纂・公刊した6回分の講義録。副題は「詩の技法」。ボルヘス詩論の最良の入門書である。
【内容】
第1講「詩の謎」、第2講「メタファー」、第3講「物語ること」、第4講「語の音楽と翻訳」、第5講「詩という信条」、第6講「詩人の信条」。ホメロスからダンテ、シェイクスピア、ロバート・フロストまで英米欧の詩を縦横に引用しながら、ボルヘス自身の記憶と読書体験からの言葉で、詩の本質・翻訳の可能性・メタファーの分類・物語詩と抒情詩の差異を語る。失明後の口述であるために文字どおりに内省が滲み、詩を書くことと読むことの手触りが直接伝わってくる。
【影響と意義】
西洋詩論の古典として、創作ワークショップや文学理論の教材に広く採用される。ボルヘスの小説・評論と並ぶ第三の主著とすら呼ばれる評価を持つ。
【なぜ今読むか】
詩に馴染みの薄い読者でも、章ごとに独立した語り口なので読みやすい。詩を読むことの楽しみを取り戻したい読者にとっての最良の入口である。
著者
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