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反デューリング論

はんでゅーりんぐろん

フリードリヒ・エンゲルス·近代

マルクス主義の哲学・経済・社会主義論を体系化したエンゲルスの大著

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哲学経済政治

この著作について

フリードリヒ・エンゲルスが1877〜78年に社会民主党機関紙『フォアヴェルツ』に連載し、1878年に単行本化した論戦の書。ドイツの社会主義理論家オイゲン・デューリングの体系を批判する形式を借りて、マルクス主義哲学・経済学・社会主義論を初めて体系的に叙述した、古典マルクス主義の教科書となった作品である。

【内容】

三部構成で、第一部「哲学」は弁証法唯物論・自然弁証法・認識論を論じ、第二部「政治経済学」では労働価値論と剰余価値論の基礎を一般読者向けに解説し、第三部「社会主義」では空想的社会主義と科学的社会主義を対比しつつ、資本主義の内在的矛盾と将来の共産主義社会への展望を描く。第三部が後に『空想より科学へ』として抜粋出版された。

【影響と意義】

19世紀末から20世紀のマルクス主義運動、特にドイツ・ロシア社会民主主義党の入門教科書として世界中で読まれた。ロシア革命後のソ連体制、さらに中国・ベトナム・キューバの革命理論家にも直接の影響を与えた。

【なぜ今読むか】

資本主義批判の古典的体系の最も読みやすい入門書として、思想史的意味は今も大きい。

著者

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