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田辺元哲学選

たなべはじめてつがくせん

田辺元(藤田正勝《ふじたまさかつ》編)·現代

藤田正勝編の岩波文庫版・全4巻選集

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哲学京都学派日本哲学

この著作について

【内容】京都学派研究の第一人者・藤田正勝が編集した田辺元の主要論文集成である。全4巻の構成で、I種の論理、II懺悔道としての哲学、III「哲学の根本問題・数理の歴史主義展開」、IV「死の哲学」を収め、田辺哲学の全体像を文庫サイズで通覧できる定番選集として刊行された。詳細な解説と校訂が付く。

【影響と意義】田辺著作集が品切れ状態で長く入手困難であった状況を打破し、若い世代の研究者・読者に田辺へのアクセスを開いた意義は大きい。日本哲学史研究、京都学派研究の活性化に寄与し、英語圏のJapanese Philosophy研究にも翻訳の参照テクストを提供する。藤田の解説自体が高度な田辺研究の到達点でもある。

【なぜ今読むか】西田の陰に隠れがちであった田辺の独自性、特に「種の論理」と「懺悔道」の射程を、最新の研究動向と共に味読できる。日本発の本格的哲学を学ぼうとする者にとって、最良の入り口となる選集である。

著者

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