心
『心理学について 教師と学生に語る』
しんりがくについて きょうしとがくせいにかたる
ウィリアム・ジェイムズ·近代
教師向けに心理学を平易に語ったジェイムズの講義集。
哲学
この著作について
ウィリアム・ジェイムズが1899年に刊行した講義集で、原題はTalks to Teachers on Psychologyである。日本教文社による邦訳がある。
【内容】教師を主な聴衆として行われた連続講義をもとに、当時の最新心理学の成果を平易に伝える。習慣形成、注意、興味、観念連合、意志といった主題を、教育の現場で日々起こる具体的な場面に即して論じる。さらに「人生における特定の理想について」など、人生哲学的な講演も併録され、ジェイムズの人間観・教育観が温かい筆致で語られている。
【影響と意義】大著『心理学原理』の核心をエッセンスとして取り出した普及版という性格を持ち、当時の教師たちに広く読まれた。教育心理学の古典であると同時に、後のプラグマティズム的人間論の出発点ともなった一冊で、ジェイムズの代表作の一つに数えられる。
【なぜ今読むか】学習と動機づけ、習慣形成といった主題が再び注目される現代の教育論において、その源流をなす一冊として読み直す価値がある。専門的予備知識を要しない平易さが入門に向く。
著者
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