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一般言語学著作集

いっぱんげんごがくちょさくしゅう

フェルディナン・ド・ソシュール·現代

ソシュール家文書庫から発見された一次資料

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哲学言語学構造主義

この著作について

【内容】1996年にソシュール家文書庫から発見されたソシュール自身の未刊草稿群である。ブーケとエングラーの編集により、2002年にガリマール社から『Écrits de linguistique générale』として刊行された。邦訳は岩波書店から『ソシュール 一般言語学著作集』として刊行が進められている。

【影響と意義】死後に弟子たちが講義ノートを編んだ一般言語学講義(1916)は、長らくソシュール思想の正典として読まれてきた。しかし本書の登場により、講義録の編集が含む偏りや解釈上の歪みが相対化される一次資料が手に入ることになった。シニフィアンとシニフィエ、ラングとパロールといった主要概念について、ソシュール本人の思考過程を直接たどれる点で記念碑的である。

【なぜ今読むか】構造主義以降の言語論は『一般言語学講義』を出発点としてきたが、本書はその土台そのものを問い直す材料を与える。記号、差異、価値といった概念が、ソシュール自身の手稿のなかでいかに揺れ、書き直されていたかを知ることは、現代の言語観・思想観を再点検するうえで欠かせない作業となる。

著者

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