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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
もしこうこうやきゅうのじょしまねーじゃーがどらっかーのまねじめんとをよんだら
岩崎夏海·現代
ドラッカー『マネジメント』を題材にした青春経営小説、通称「もしドラ」
文学ビジネス
この著作について
AKB48のプロデュースでも知られる岩崎夏海が2009年に公刊した青春経営小説。通称『もしドラ』。ピーター・ドラッカー『マネジメント』の理論を、弱小高校野球部のマネージャーが甲子園出場に至るまでに実践していくストーリー仕立てで、刊行1年で260万部を超える空前のベストセラーとなった。
【内容】
都立程久保高校野球部のマネージャー・みなみは、病気の親友ゆきと交わした「甲子園で応援する」という約束を果たすため、書店で手に取った『マネジメント』を頼りに部の改革に挑む。「顧客は誰か」「マーケティング」「イノベーション」「人の強みを生かす」「責任を持たせる」「真摯さ」といったドラッカーの基本概念を、高校生の日常のなかで一つずつ具体化する。最終的に弱小校は地区大会を勝ち上がり、みなみの旅は予期せぬ結末を迎える。
【影響と意義】
ビジネス書の古典を物語形式で大衆化するという点で、日本の出版史上極めて成功した実験となった。映画化(2011、前田敦子主演)、アニメ化、NHKドラマ化され、ドラッカー再評価ブームの直接的牽引力となった。
【なぜ今読むか】
小難しい経営理論を日常の実践に翻訳する想像力の古典的モデルとして、若い読者にもお勧めできる入門書。