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ガリレオ・ガリレイ

青木靖三·現代

原資料に基づくガリレオの標準的入門評伝

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哲学科学史評伝

この著作について

【内容】岩波新書青版576として1965年に刊行された評伝である。ピサの斜塔の落下実験伝説や「それでも地球は動く」という台詞の真偽を、ガリレオ自身の著作・書簡・宗教裁判記録など一次資料を綿密に検討して再構成する。落体の法則の発見、望遠鏡による天体観測、コペルニクス体系の擁護と異端審問という生涯の輪郭を簡明に描く。

【影響と意義】伝説に塗り込められたガリレオ像を史実の側から地道に解きほぐす手堅い記述で、刊行から半世紀以上、標準的な入門書として読まれ続けてきた。岩波新書評伝選にも特装版として収められた。学術的水準を保ちつつ、新書の枠で平易にまとめている点が長く支持された理由である。

【なぜ今読むか】科学革命の主役の一人を、伝説抜きで等身大に理解できる入門書である。宗教と科学の対立という常套的な図式を超えて、当時の知的状況の複雑さを学べる。コペルニクス的転回を歴史的文脈で押さえたい読者に最適な一冊である。

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