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フェミニズム

竹村和子·現代

フェミニズム思想の歴史と理論を概説した入門書

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社会思想入門

この著作について

英文学者にしてフェミニズム・クィア理論の第一線に立った竹村和子《たけむらかずこ》が、フェミニズムの思想史と理論的展開を俯瞰した入門書(岩波書店・思考のフロンティア)。

【内容】

本書は、参政権運動を中心とする第一波、一九六〇年代以降の性別役割・身体・労働を問う第二波、差異と交差性を重視する第三波へと至るフェミニズムの歴史を整理する。そのうえで、ジェンダー、セクシュアリティ、身体、異性愛規範、母性、家事労働、表象批判といった理論的論争の主要論点が紹介される。シモーヌ・ド・ボーヴォワール、エイドリエンヌ・リッチ、ジュディス・バトラー、ガヤトリ・スピヴァク、ナンシー・チョドロウ、ベル・フックスなど、多様な論者を視野に収めて論じる。

【影響と意義】

クィア理論、ポストコロニアル・フェミニズム、交差性(インターセクショナリティ)の視座を日本語で手短に掴むための基本文献として、長く読み継がれている。ジェンダー研究の入り口として、大学の授業などでも広く推薦されている。

【なぜ今読むか】

ジェンダー、セクシュアリティ、働き方、ケア労働をめぐる議論が急速に更新される現代に、フェミニズム思想史の大きな地図を手に入れるのに適している。運動と理論の往復関係を見失わず学びたい読者にとって、頼れる一冊である。

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