エ
『エッセイ集』
えっせいしゅう
ラルフ・ウォルドー・エマーソン·近代
アメリカ超絶主義の核心を凝縮したエマーソンの評論集
エッセイ
この著作について
ラルフ・ウォルドー・エマーソンが1841年に第一集、1844年に第二集を公刊した評論集。アメリカ・ルネサンスを代表するエマーソンの思想が最も凝縮された形で現れる一冊。
【内容】
第一集には『歴史』『自己信頼』『補償』『霊的法則』『友愛』『英雄主義』ほか9篇、第二集には『詩人』『経験』『新英国改革者』ほか8篇を収める。講演原稿を再構成した短い評論が主で、独立独歩の精神、日々の労働の神聖さ、自然に宿る精神的実相、英雄性の民主主義的再定義など、エマーソン超絶主義の諸主題が縦横に展開される。警句的文体で、個々の段落が独立した思索の宝石となっている。
【影響と意義】
ソロー、ホイットマン、ニーチェ、ウィリアム・ジェイムズ、さらには宮澤賢治や内村鑑三まで、19世紀後半以降の自己形成の思想に広範な影響を及ぼした。『自己信頼』はその中心で、アメリカ的個人主義の思想的憲法とすら呼ばれる。
【なぜ今読むか】
SNS時代の同調圧力に抗して、自分自身の声を聴く術を学ぶテクストとしていまなお第一級。短い評論の集積なので、朝の一節、寝る前の一節といった日々の読書習慣にも馴染む。
著者
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