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来たれ、新たな社会主義

きたれあらたなしゃかいしゅぎ

トマ・ピケティ·現代

ル・モンド連載コラムから精選した時評集

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哲学経済学政治

この著作について

トマ・ピケティ『ル・モンド』紙に二〇一六年から二〇二一年にかけて連載してきた時事コラムから四十四本を精選した時評集。山本知子・佐藤明子訳、みすず書房より二〇二二年四月に邦訳刊行された。二十一世紀の資本資本とイデオロギーの主著二冊の議論を、新聞コラムの平明な言葉で展開した入門的エッセイ集である。

【内容】

本書は、新型コロナウイルス危機下の経済政策、気候変動と炭素税、国際課税協調、欧州統合の失敗と再設計、米中関係、ジェンダー・人種・植民地主義の経済史、そしてピケティ自身が掲げる「参加型社会主義」の構想までを、各篇千字前後の短いコラム形式で論じる。労働組合と民主主義企業統治、教育予算と相続税、資産税と最低相続保障、累進課税と国際金融取引税といった具体的な政策提言が次々と提示される。データに基づく簡潔な指摘と、規範的な踏み込みのバランスが読みどころとなる。

【影響と意義】

本書はピケティ思想の入口として最良の一冊であり、欧州・日本のリベラル左派政策論議に強い刺激を与えた。学術書を直接読み通す前に、思想的射程を時事的論点とともにつかむ手がかりを与えてくれる。

【なぜ今読むか】

気候危機とインフレ、米中対立、AIと労働の再編といった同時代の論点に、不平等研究の第一人者が真正面から答える。長大な学術書を読み通す時間がない読者にも、ピケティの政策思考を素早く把握できる、信頼できる時評集である。

著者

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