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やりたいことが見つからない

自分が本当にやりたいことがわからない

自己自己理解迷い

この悩みについて

就活の面接で「あなたの夢は?」と聞かれて言葉に詰まる。「好きなことを仕事にしよう」と言われても、そもそも好きなことがわからない。周囲が情熱を語る中で、自分だけが空っぽに感じられる。そんな焦りを抱えていませんか。

何をやっても長続きしない、これといった趣味もない。「やりたいことがないといけない」という圧力そのものが苦しいですよね。

【哲学はこの悩みをどう見るか】

サルトルは『実存主義とは何か』で「実存は本質に先立つ」と宣言しました。人間には生まれつきの目的や使命はなく、生きる中で自ら意味を作り上げていく存在だということです。

デューイは『経験と教育』で、やりたいことは頭の中で見つかるものではなく、さまざまな経験を通じて事後的に発見されるものだと論じました。

荘子は『荘子』で「無用の用」を説きました。役に立たないと思われることの中にこそ、本当の価値が隠れているという逆説的な視点です。

【ヒント】

「やりたいこと」を大きな夢として探すと見つかりにくいかもしれません。日常の中で「ちょっと面白い」「苦にならない」と感じることに注目してみることが、糸口になるかもしれません。

さらに深く

【実践に使えるアプローチ】

■ 「情熱が先」という前提を疑ってみる

サルトルは「実存は本質に先立つ」と述べました。人間には生まれつきの目的や使命などなく、行動しながら自分を作っていく存在だという意味です。「やりたいことが見つかったら動く」のではなく、「動いてみた先に好きなことが育つ」という順番のほうが実は多いです。今、何でも構いません。少しだけ気になることに小さく手を出してみてください。その一歩が、やりたいことの「芽」になることがあります。

■ 「ちょっと苦にならないこと」に注目する

デューイは、やりたいことは頭の中で見つかるものではなく、さまざまな経験を通じて事後的に発見されると論じました。大きな情熱を探すのではなく、日常の中で「これは苦にならないな」「時間を忘れていたな」という感覚を手がかりにしてみてください。やりたいことの多くは、嫌じゃないことの積み重ねの先に姿を現します。

【さらに学ぶために】

サルトル『実存主義とは何か』は短い講演録ながら、目的なき自由の意味をわかりやすく論じています。ヴィクトール・フランクル『夜と霧』は最も過酷な状況でも意味を発見できるという実体験の記録です。

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