フィロソフィーマップ

ポスト資本主義社会

ぽすとしほんしゅぎしゃかい

ピーター・ドラッカー·現代

知識労働者が中心となる次世代社会像を先取りしたドラッカー後期の主著

Amazonで見る
ビジネス社会

この著作について

ピーター・ドラッカーが1993年、80代のときに公刊した社会論。冷戦終結後の世界を「資本主義の次の社会」の移行期として捉え、知識こそが最重要の生産資源となる「知識社会」の到来を明確に告げた著作である。

【内容】

三部構成で、第一部で資本主義から知識社会への転換を歴史的に整理し、第二部で政府・企業・非営利団体それぞれの新しい機能を論じ、第三部で「知識社会における学校と学習」の再設計を展望する。従来の労働者・資本家の対立は、知識労働者と従来型労働者、あるいは知識を扱える者と扱えない者の分断に置き換わる。雇用・学習・組織構造のすべてが「継続的学習」を前提に再設計されるべきだと提示する。

【影響と意義】

「知識社会」「知識労働者」という概念を一般化し、ナレッジマネジメント論、学習する組織論、高等教育改革論の出発点となった。ネットワーク経済やプラットフォーム資本主義の議論の早期の参照枠でもある。

【なぜ今読むか】

生成AI時代に「知識労働」の意味が再定義されつつある今、30年前のこの予見を確認する価値が上がっている。

著者

関連する哲学者と話してみる

Amazonで見る