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岡倉天心

おかくらてんしん

大岡信·現代

詩人・大岡信が描く岡倉天心評伝の定番

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哲学美術日本文化

この著作について

詩人・批評家の大岡信による岡倉天心評伝である。朝日評伝選 (1975) として刊行され、後に朝日選書 (1985) で再刊された定番の一冊。

【内容】

横浜の貿易商の家に生まれた岡倉覚三が、東京美術学校・日本美術院の創設、岡倉天心としての中国・インド遊学、ボストン美術館での活動、英文著作茶の本東洋の理想の刊行へと至る生涯を、詩人ならではの透徹した文体で描く。西洋と東洋の往復のなかで磨かれた美の感覚、そして思想と行動の往復を、評伝としても文学としても読ませる構成にまとめている。

【影響と意義】

岡倉天心の人物像を日本語圏に決定づけた評伝として広く読まれ、後続の天心研究と東洋美術論の出発点となった。詩人による評伝という稀有な文芸的達成として記憶されている。

【なぜ今読むか】

グローバル化時代における文化的アイデンティティと翻訳の問題を、明治の知識人がいかに引き受けたかを学ぶ手がかりとして、今も新鮮さを失わない。

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