日
『日本哲学史』
にほんてつがくし
藤田正勝《ふじたまさかつ》·現代
京都学派研究第一人者による日本近現代哲学史
哲学日本哲学哲学史
この著作について
【内容】京都学派研究の第一人者・藤田正勝による日本近現代哲学の通史である。明治期の西洋哲学受容の成立から大正・昭和前期の独自哲学の形成、戦後の展開までを3部構成で扱い、西周《にしあまね》、井上哲次郎、西田幾多郎《にしだきたろう》、田辺元、和辻哲郎《わつじてつろう》、九鬼周造《くきしゅうぞう》、西谷啓治ら主要思想家を網羅的に解説する。A5判512頁の本格的著作である。
【影響と意義】これまで断片的に語られてきた日本近現代哲学を、一貫した叙述で総覧できる定番教科書となる位置を占める。京都学派偏重に陥らず、京都学派外の哲学者にも目配りが利き、思想史的バランスが優れる。日本哲学を学ぶ大学院生・専門研究者だけでなく、海外の日本研究にも参照される標準文献である。
【なぜ今読むか】西洋哲学の輸入と土着化の100年を辿ることは、グローバル化の中で「日本で考える」ことの意味を問い直す作業でもある。本書は、自国の知的伝統を体系的に把握しようとする者にとって最も信頼できる導きの書である。
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