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アイザイア・バーリン

マイケル・イグナティエフ·現代

イグナティエフによるバーリン定評の伝記

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哲学伝記政治哲学

この著作について

【内容】カナダの政治思想家マイケル・イグナティエフによるアイザイア・バーリンの定評ある伝記である。原著は1998年刊で、邦訳は石塚雅彦・藤田雄二訳でみすず書房から2004年に刊行された。バーリン本人へのインタビューと膨大な書簡を素材に、その生涯と思想形成を生き生きと描き出している。

【影響と意義】20世紀の戦争・革命・全体主義の動乱を背景に、リガに生まれユダヤ系として亡命を経験したバーリンの個人史が、いかにして価値多元論や消極的自由論として結晶していったかを明らかにする。思想と人生の関係を切り離さずに描いた点で、思想伝記の優れた範例として読まれている。

【なぜ今読むか】バーリンの思想は『自由論』など主要著作だけでは抽象的に響きやすい。本伝記を通読することで、彼が拒んだ全体主義的思考の実体験的な重みが伝わり、価値の多元性を擁護する姿勢の切実さがつかめる。自由とは何かを改めて考えたい読者に勧めたい一冊である。

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