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デカルト哲学の体系 自然学・形而上学・道徳論

でかるとてつがくのたいけい

小林道夫·現代

自然学・形而上学・道徳論からデカルトを再構成する研究書

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哲学デカルト近代哲学

この著作について

日本のデカルト研究を代表する哲学者・小林道夫による本格的研究書である。勁草書房より1995年に刊行された。

【内容】デカルト哲学を自然学・形而上学・道徳論の三領域から包括的に再構成する試みである。コギトと神の存在証明という形而上学的主題に偏りがちな従来の解釈に対し、機械論的自然学の体系と『情念論』『道徳書簡』に展開する倫理的帰結まで含めた全体像を描き出す。デカルトを近代科学の創設者として位置づけつつ、その自然観と人間観・道徳観の統一的理解を提示する点に特色がある。

【影響と意義】日本語で書かれたデカルト研究の到達点として広く参照されてきた著作であり、専門研究者から大学院生まで必読の文献と目される。フランスの主要な研究動向を踏まえつつ独自の体系的読解を提示している点が高く評価され、近代哲学研究の標準書として位置づけられている。著者は岩波文庫方法序説の翻訳者としても知られる。

【なぜ今読むか】デカルトを単なる「我思う、ゆえに我あり」の哲学者として消費するのではなく、近代という時代を構想した思想家として読み直したい読者にとって、本書は信頼できる導きとなる。専門研究の水準で書かれた骨太な日本語デカルト論である。

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