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仏

『仏教の誕生』

ぶっきょうのたんじょう

佐々木閑·現代

インド仏教学者が全7講義の形で、仏教はなぜ生まれ何を伝えようとしているのかを説く新書

文化・宗教

この著作について

インド仏教学者の佐々木閑《ささきしずか》(1956年福井県生まれ)が、2020年12月に河出書房新社の「河出新書」の1冊として刊行した、仏教についての連続講義形式の本である。仏教はなぜ生まれ、私たちに何を伝えようとしているのか。二千五百年もの間、生きることがつらいと感じる人たちを救い続けてきたこの宗教の本質を、7講義の形で説く。189頁。

【内容】

本書は、第1講義「仏教誕生の地 インド基礎知識」で、仏教が生まれたインドの基礎知識を押さえるところから始まる。続く第2講義「なぜ仏教は生まれたのか」と第3講義「釈迦が目指す世界」で、仏教が生まれた理由とお釈迦さまが目指した世界を扱い、第4講義「仏教の修行方法」で修行のやり方へ進む。第5講義「仏教という出家社会」と第6講義「修行者の暮らし」では、仏教を出家者の社会としてとらえ、その規律と暮らしを解説する。最後の第7講義「仏教の定義」で、仏教の定義までを解説して締めくくる。

【影響と意義】

著者は京都大学の工学部工業化学科と文学部哲学科を卒業した博士(文学)で、刊行当時は花園大学教授であった。本書は、仏教が生まれたインドの基礎知識、お釈迦さまが目指した世界、修行の方法、出家社会の規律や暮らしを、1冊の新書で扱う。内容紹介は、仏教の世界観はユニークで新しいとうたっている。

【なぜ今読むか】

内容紹介は本書を、厄災多き時代に贈る連続講義と位置づけている。生きることのつらさを抱える人が、仏教の生まれた土地と理由、そしてお釈迦さまが目指した世界を確かめたいときに手に取れる1冊である。

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