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世界でひとつだけの幸せ ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生

せかいでひとつだけのしあわせ ぽじてぃぶしんりがくがおしえてくれるみちたりたじんせい

マーティン・セリグマン·現代

シグネチャー・ストレングスを軸にした本物の幸福論

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哲学倫理学

この著作について

ポジティブ心理学の創始者として知られるマーティン・セリグマンが2002年に刊行した『Authentic Happiness』の邦訳である。日本語版は小林裕子訳で2004年にアスペクトから刊行された。心理学を病理研究から幸福と充実の研究へと拡張する潮流の代表作である。

【内容】

本書はまず、刹那《せつな》的な快楽だけでは持続的な幸福にならないという立場を示し、「快の生活」「没頭の生活」「意味ある生活」という三層の幸福を提示する。その上で、知的・対人的・倫理的な強み(シグネチャー・ストレングス)を診断し、それを仕事や人間関係に活かすことが本物の幸福につながると論じる。読者自身が回答する心理テストが各所に組み込まれた実用的な構成も特徴的である。

【影響と意義】

本書はマズローの自己実現論や人間性心理学の系譜を引き継ぎつつ、実証研究の手法を取り入れることで、幸福を科学的に扱う領域を切り拓いた。世界各国に広がるウェルビーイング研究や、企業・教育におけるポジティブ介入の理論的基盤を形作っている。

【なぜ今読むか】

メンタルヘルスや働き方を考える上で、症状の除去だけでなく強みと意味の構築を重視する視点は不可欠である。本書はその出発点として、現代の幸福論に関心を持つすべての読者の入口となる一冊である。

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