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内村鑑三

うちむらかんぞう

鈴木範久·現代

無教会主義の思想家・内村鑑三の生涯と思想を総合的に描く定本評伝

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宗教日本

この著作について

宗教学者・鈴木範久が1984年に公刊し、2013年に岩波新書版として改訂された内村鑑三評伝。半世紀以上にわたる内村研究の第一人者による、鑑三の生涯と思想の最も信頼できる総合的案内書である。

【内容】

札幌農学校時代のキリスト教入信、アメリカ留学、一高不敬事件、足尾鉱毒事件への関与、日露戦争時の非戦論、聖書研究誌『聖書之研究』の主宰、そして無教会主義の思想形成まで、内村の生涯を時系列で追う。同時に、「二つのJ(Jesus と Japan)」への愛、預言者的キリスト教、聖書直読、教会制度批判、終末論的希望といった内村神学の核心を、原典引用と鈴木独自の解説で浮かび上がらせる。

【影響と意義】

戦後の内村鑑三研究の標準参照文献となり、矢内原忠雄、塚本虎二、三谷隆正らを経て現代の無教会キリスト教運動の理解にも不可欠の一冊。海外の日本近代思想研究でも頻繁に引かれる。

【なぜ今読むか】

近代日本の知識人が、西洋と日本、信仰と国家の狭間でいかに自己を鍛えたかを、一人の人物の生涯を通じて学べる定本。

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