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メインの森

めいんのもり

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー·近代

ソローがメイン州の原生林を旅した三部からなる紀行。

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哲学

この著作について

ソローが1846年から数度にわたってメイン州の原生林を訪れた経験を綴った、三部からなる紀行・自然誌である。死後の1864年に刊行された。

【内容】カタディン山への登山、チェスンクック湖への旅、アロストック地方の森での体験を、各部ごとに独立した記録として収める。先住民ガイドとの同行を通して、野生の森と先住民の知恵、文明社会と荒野の対比が描かれる。コンコード周辺の馴致された自然とは異なる、本物の野性に直面したソローの戸惑いと畏怖が記されている点が特徴である。

【影響と意義】アメリカにおける原生自然の文学的記録として極めて高い評価を受け、後の国立公園運動や荒野保全思想の精神的源泉の一つとなった。先住民観察の記録としても民族誌的価値が高い。

【なぜ今読むか】手つかずの自然という観念が困難になった現代において、ソローが直面した野性の異質さを追体験することは、自然との関係を考え直す手がかりとなる。

著者

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